島根の旅の最後の夜です。三泊目は玉造温泉に宿泊します。ここは日本最古の温泉ともいわれ枕草子にも記載されているとか。歴史ある玉造温泉です。
温泉街は玉湯川に沿って両岸に温泉旅館が立ち並ぶ風情ある趣です。
今回の島根旅行で妻の希望だったのは、出雲大社、足立美術館、そして玉造温泉でした。なのでここでの宿泊の宿には一番奮発しました。
高級大型旅館の佳翆苑皆美(かすいえんみなみ)さんです。
隣の高級旅館の星野リゾート界と迷いましたが、こちらの方が眺めと施設がよさそうでしたので。温泉露天ぶろ付きの部屋にしました。せっかくの高級宿、15時にチェックインして温泉を堪能しようと思ったのに、出雲大社関連で時間を使ってしまい到着は17時半に。
丁寧なお出迎えをいただき入館。玄関から荷物を台車に載せてもらって着物姿のスタッフさんに案内されます。フロントではなく、ロビーラウンジにてチェックインです。庭園ラウンジ茶蔵楽(さくら)のテーブルです。
ここでスーツ姿の女子スタッフさんと交代。日本庭園を眺め、記名などします。到着のお茶とお菓子をいただきながらです。
福来茶(黑もじのお茶)と冷たい白桃のコンポートと生姜のジュレ。
これはおいしいです。
上品なご対応はさすがは高級宿の趣です。
さて、お部屋へと行きます。案内係は東南アジア系の女子スタッフさんですが、とても日本語が堪能でテキパキしています。親切に館内の案内をしていただきました。
すごいですね。見知らぬ山陰の温泉宿へ海外から来て働くことがどんなに大変か。もし自分がタイのプーケット島のホテルで働こうとしても絶対に出来ません。言葉も知識も習慣も所作も現地のことをたくさん覚えなければならないはずですから。
さて、今回の部屋がすごいんです。ていうかすごいことになってしまったのです。
場所は西館の8階。ここはプレミアムな部屋が並ぶ天ゆら(あまゆら)プレミアムフロア。西館9階建ての一番上の階は大浴場なので、ラグジュアリールームのみの最上階フロアです。
もうエレベーターを降りたらすでにラグジュアリー。
壁面は何かオブジェだし。
お花はちゃんと生花だし。
部屋はこのフロアでも最上級の特別室です。
天ゆら和ベッド温泉露天風呂付プレミアムスィート。さあ、入るぞ、ドキドキ。
79平米。広っ。
間接照明だし。
窓側から見るとこう。
この部屋は何でしょう?和風のヨギボーのようなものが二つ置かれていたので勝手にヨギボーの部屋と命名。
3名以上の時はここに布団敷くようです。我々は荷物置き場に・・。
窓の外はテラス。
こんなおしゃれなソファとテーブル。
8階の眺めは良いですね。温泉街が一望。遠くには宍道湖がちょっとだけ見えます。眼下にはあの界を見下ろす気分ですな。この眺望は界にはないですから。
おつきのお茶菓子セット。種類がたくさん。
コーヒーカップは引き出しの中。
お茶碗とコップもたくさん。
冷蔵庫の中の飲み物は無料で頂けます。
浄水器は冷たいお水が出ます。
コーヒーメーカーはカセット式ネスプレッソ。3種類のお味が楽しめます。
クローゼットの中。この宿も1階フロアで好きな浴衣が選べます。羽織、タオル類、お風呂行きのバック。
部屋着の作務衣もあって快適な着心地でした。
探検は続きます。玄関も広い。
スリッパを間違えないように勾玉付きのクリップがありました。
廊下を歩くと、
トイレを過ぎて、なんとウオークインクローゼットです。
自宅の私の部屋より広いです。何ならここに住めます。こんなに下げられるほど服は持ってきていませんよ。
洗面台2台。シャワーブース。
その先には。
おおお。
広いテラスに設置された露天風呂です。
すごいのは名湯玉造温泉のお湯がかけ流しで注がれているという。我々がいない間も注がれている温泉です。
スタッフさんに入り方をよく説明されましたが、源泉温度は60度以上で、置いてある温度計で湯温を測りながら水を足して温度調節します。これは要注意。
一周して部屋に戻りました。今夜はこのベッドでお休みです。天井にプロジェクターでテレビ画面を映せます。
大きな旅館です。全部で108室かな。公式HPから図面。
部屋は広さや意匠で細かくグレードが分かれています。上から順に、
天ゆらプレミアムフロア→吉祥・湯流里→雲のね→吉祥→天ゆら→飛天→瑞光→湯の里、っていう感じでしょうか。お好みで細かく選ぶことができます。
で、そんな最上級の部屋に泊まるほど財力はない我々、当初は奮発してでも吉祥・湯流里で予約しました。こんなお部屋です。公式HPより。
お部屋に温泉露天風呂付きなので十分満足できます。
これでもすごく贅沢です。
しかし、出発数日前にJTBさんから電話がありまして、旅館から予約した部屋が工事中とのことで部屋が変更になるのでどうしましょうとのこと。変更後は最上級のスイートルームですよと言われ快諾しましたw。
いやあ、得した得しましたよ。
しばらくテラスで椅子に腰かけ風に吹かれながら温泉街を眺めていましたが、暑い・・。真夏の屋外は無理。
夕食まで時間がありますので、さっそく部屋の露天風呂で玉造温泉を満喫しましょう。
次回に続きます。