ずっとこの空の下で2

もう会えない君も今この空の下にいる。

島根の旅⑤足立美術館の日本庭園は日本一なり

島根の旅二日目です。松江市のホテル一畑をチェックアウトして、全行程借りっぱなしのレンタカーにて出発。カーナビが山の中の農道を指示してワイルドなドライブでしたが景色を楽しめました。

目的地は安来市の足立美術館です。ここのすごい日本庭園を鑑賞しました。

ここの庭園のすごさは、米国の日本庭園専門誌にて2003年から21年間連続で日本一の庭園に選ばれているのです。維持管理が評価されています。すごく手入れされているのです。

地元の実業家の足立さんが、一代で築いた日本画を中心とした絵画コレクションの美術館で、庭園もまた絵画である、という考えで作られているのです。

これが足立さんね。

入館料はひとり2300円。二人で4600円なり~。

まずは枯山水庭園が出迎えてくれました。

ほんと植え込みもきれいに刈られて綺麗。

この辺は館内からガラス窓越しに観るので、人も多くて写真を撮るのも大変でした。さらに、なんか位置が中心から外れている感じもするのですが、その理由はあとで判明します。

窓枠も工夫されていて、一枚の絵画のように庭園を鑑賞できます。

これは仏間なんですが、掛け軸のように庭園が演出されています。

続いては、白砂青松庭です。ここは屋外に出られる場所なので庭園の広さが実感できます。

庭園は借景という手法が使われています。庭園は奥側の松までで、その向こうには道路があって集落もありますがそれは見えません。さらに向こうの山々が借景として庭園の一部になっているのです。

ですからこの奥の山を合わせてとても広大な庭園に見えます。青空とのコントラストがすごくきれいです。

そして遠くの山にはこの庭園のために人口の滝が作られています!

とても遠い山なのに風景の一部とするために巨大な滝を作るなんてすごい。那智の滝を模しているそうです。

中庭の池庭に移動します。ここは以前は入り口だったとか。池には大きな錦鯉がたくさん泳いでいます。

この池のほとりにある喫茶室大観にてお腹が空いたのでお昼ごはんにします。食事ができるのは館内ではここだけ。

限定のビーフシチューが売り切れだったので、島根和牛を使ったビーフカレーにしました。

1500円×2です。それにはこの庭園の景色代が含まれているのでしょう。

おいしくいただきました。

その後は美術館を鑑賞。横山大観をはじめとする膨大な日本画たちです。美術書に載っているような絵がありました。さらにあの魯山人の作品を集めた美術館もあり楽しめました。とにかく美術館も広いのです。

かなり歩いたので再び休憩です。今度は違う喫茶室に入ります。

喫茶室 翆

実はここがメインだったのです。ソファに座ると窓越しに見事な庭園が拡がります。そう、ここが庭園の中心地だったのだ!

メニューは各1000円の飲み物のみ。なので入り口のメニューを見て入らないお客さんがほとんどだったのですが、ここは一人1000円払っても入って庭を観た方が良いです。

私はアイスコーヒー、妻はレモンティーです。

一杯1000円のアイスコーヒーです。もちろんこの素晴らしい景色込みだと思ってください。

あ、これは本格的な美味しいアイスコーヒーでした。

丁度空いていてほかのお客さんが誰もいない状態でした。ゆっくりと座りながら一番良い場所で庭園を眺めることが出来たのです。かなり長居が出来て癒されました。

妻も感動して細かい部分まで庭園に見入っています。

いやあ感動しました。さすがは日本一の日本庭園です。思い出に目に焼き付けましたよ。

今回の島根旅のテーマは、1)出雲大社参り 2)神話の名所めぐり 3)足立美術館 4)玉造温泉宿泊 です。

足立美術館、来てよかったです。さて、次は神話の名所めぐりです。

次回に続きます。