3月中旬にアップルウォッチ9を購入して2か月が経過しました。長文になりますが、使ってみた感想やサイズ感、長所短所などを書いてみたいと思います。私は初心者なので、初めて使う方向けの記事です。
Apple Watch Series9

普段は画面は真っ黒で地味なところが良いです。手首を上げると点灯する設定。
初アップルウォッチなので他モデルとの比較はできません。
使っているのはGPSモデル(本体だけでは電話ができないタイプ、iPhoneと同時に使う)です。サイズは41mm(41mmと45mmがあって小さいほう)です。本体はアルミでカラーはミッドナイト、バンドはスポーツバンドのM/Lサイズでカラーはミッドナイト。まあ一番地味な色の組み合わせでしょうか。
時計として

表示する時計のデザインはたくさんあって、iPhoneのアプリで設定します。なんでもiPhoneで設定したほうが楽です。
デジタル時計画面のほうがわかりやすいけど、なんか数字がでかいのでアナログ時計にしました。こんな感じの機械式腕時計が欲しかったので丁度よい。アラビア数字と赤い秒針が決めて。
四隅には必要な機能を割り当てられます。(時計の種類によって3種だったり決められた機能だったりします)私は歩いた歩数とバッテリー残量、アップルミュージックのコントロールと天気予報です。そこをタッチするとその機能が呼びだせます。
パスワード
腕に装着すれば、最初にパスワードを要求されます。

設定した四桁数字を入力すればオッケー。腕に着けていれば一度入力すれば良し。腕から外していると機能を使うたびに要求されたような。
アプリを入れて並べる
最初からいろいろアプリが入っていますが、iPhoneに入れてあるアプリからこの画面にアイコンを入れられます。アイコンをタッチすれば起動します。

アイコンの入れ替えや並び替えはiPhoneのアプリでできます。使う頻度の高いアプリを最初の画面で大きく表示させる位置にしています。ちょっと指先で押しにくいから・・。スクロールすればアイコンはまだざらざらと出てきます。
なぜ買ったのかと
散歩中に使うと便利だなと思ったから買いました。基本iPhoneは普段使いからカーナビとの連動など生活で依存しています。
1)音楽プレーヤーのコントローラーとして。
健康のための7000歩以上の散歩中に、飽きないようにiPhoneのアップルミュージック内の音楽を聴いています。ボリュームはイヤホンのスイッチで制御できますが、曲の送りとか、違うプレイリストに変えたりとかは、いちいちiPhoneをポケットから取り出して操作していました。それが腕の上でコントロールできるようになるのは便利だからと。
2)健康機器として
本来純粋な健康機器としては作られてはいないのですが、目安にはなります。
そもそも散歩は病気から回復へのリハビリも兼ねています。肺の慢性疾患の悪化で呼吸状態があまりよくありません。血中酸素濃度が人より低いのでチェックが必要。今まではクリップ式で指に挟むパルスオキシメーターをポケットに入れていましたが、最近のアップルウォッチなら腕に装着したまま計測ができるのです。
また肺機能が低いと酸素を送ろうと心臓に負担がかかります。なので同時に心臓機能の変化を心拍数と心電図で測定できると便利なのです。
さらにiPhoneで歩数など歩いているときの状態は測定されますが、それがリアルタイムで表示されますのでペースや距離などの把握が歩きながらできます。(ちなみに歩数だけは何故か表示されないので、別の万歩計アプリを入れて時計画面に表示するようにしています)。
バンドのサイズはどれが良いか

さて腕に装着します。スポーツバンドです。これさあ、普通余っている部分て外に出すよねえ。これがアップル的な発想なのか。立った状態で片手で装着するのはなかなか難しく、座って本体を足の上にひっくり返して置いて装着。慣れるまで大変です。
私の腕周りは17センチです。本人は細めと思っていますが、やせている方はもっと細いらしい。バンドのサイズは以前は2種類同梱されていたそうですが、今は1種類。買うときにS/MかM/Lかを選ばなくてはなりません。勘でM/Lにしましたが正解。7穴の穴の細いほうから4番目か5番目で使用。4番目だとはきつく5番目だと緩い感じで中間に穴が欲しい・・。けど伸びてきたのか4番目できっちり装着する感じ。
サイズ感は小さい方の41mmで
私の毛だらけの汚い腕でごめんなさいね。男性の私の腕に装着するとこんな感じです。

小さい方の41mmの本体。腕からはみ出さず、ちょうどよい感じ。操作も問題なくできますし、文字も読めます。
大きい方の45mmだと存在感はあると思いますし体格の大きい方ならそっち。Gショックとかのでかい時計が好きで気にならない方なら、ファッション的にはアピールできてアリかと。個人的には大きいとちょっと邪魔かなあと。
腕時計のスポーツウォッチの世界でも42mmとかの大きめから最近では38mmくらいの小さめが流行になっていますし。さりげなく装着したいので41mmを選びました。体格が良くてよっぽど指が太いとか文字がどうしても読めないとかじゃなければ自分は小さい方が目立たず普段装着しやすいと思いました。
液晶の保護で、エレコムのフィルムを貼ってあります。これは位置合わせの補助器具が同梱されているのできちんと貼れるのが気に入りました。ただ、布で拭いたりすると境目が埃がたまって見えるようになってきました。
散歩してみると
血中酸素濃度測定は、やっぱ肺に持病がある身には安心です。測定はじっと動かずの15秒待ちます。

心電図も、苦しくなったりはしないけどあれば安心。リューズに指を触れて30秒測定。

これらはよっぽど散歩中に苦しくならなければやりませんが(半年くらい前までは散歩中にパルスオキシメーターで何度も測っていましたが)、帰宅後に記録を取っています。
最近は株の投資を新ニーサで始めたので株の相場が気になります。

契約している証券会社のアプリ。所有している株や購入を検討している株の株価も登録しておけばリアルタイムで表示できます。さすがに腕の上で売買はできないので、ここぞという場合になればiPhoneで取引可能ですが、落ち着かないですかね。
歩き始めて数分するとワークアウトアプリが「今って運動やってる?」ってぶるっと振動で聞いてきます。そしたら起動させます。自分で最初から起動させてもいいのですが面倒なので。いろいろ記録して表示してくれます。

撮影しながらの計測なんでえらいペースが遅いですけど。スプリットタイムと距離も自動で出ます。
やはりメインは音楽アプリかな。曲を飛ばしたりもう一回聞きたいときとか便利です。

で、さっきのワークアウトアプリがいつも表示されるのですけど、リューズを押して音楽アプリを立ち上げればそれからずっとこの画面になります。本気のトレーニングか癒しの散歩なのかで使い分ければ良し。
長所と短所
長所は上記に書いた機能全てですw。電話やらメールやらLINEやらがふつうは気になるんでしょうが、私はあまり気にならないなあ。後にしてッて感じ。
短所は・・。
1)おせっかいなところ
フレンドリーなんですよ。ずっと座っているとそろそろ立った方がいいんじゃない?とか、エクササイズしたほうがいいんじゃない?とか。歩き出せば振動とGPSで移動がわかるのか、ネ、今運動しているの?とか聞いてくるし、コンビニ行くだけなんですけど。
以前は音声だして本当にしゃべってくるし。銀行の窓口でいきなり時計がしゃべりだしたときには相手もびっくり。さすがにもう黙らせています。なんかおせっかいで、君とはもう少し距離のある関係でいたいんだ。

励ましてくれるのはいいんですが。以前はもっと心の奥を探ってくるようなアプリがデフォで入っていたので切りましたけど。
2)充電が面倒くさい。
普通にGショックの電波ソーラーなんかだともう壊れるまで電源は切れない。けどこれ一晩で電池少なくなっちゃう。毎晩充電する癖がまだついていないので、さて散歩に出かけるかと思ったら電池が少ない。ただ充電器が急速なので20分も充電すれば出かけられるので、何とかなってはいます。けど面倒くさい、時計なのに。
3)価格が高い
結構買うのに勇気がいります。電波ソーラーの普通のGショックが2~3個買えちゃうから。アマゾンだと少し安かったけど置き配されたら怖いのでアップルの公式ネットショップで買いました。けどiPhoneも高かったがなくてはならない存在になったし壊れずに調子が良いので、こちらも長く使えれば元が取れると思っています。センサー機能は仕方がないけどもうちょっとiPhoneとの連絡係に徹底してコストを下げられないのかなあとか思います。
そんな感じでまだ使いこなせていませんが、これから良きちょっとうざい相棒として頑張ってくれると思いますので期待しています。