前回の続きです。
法師温泉宿泊の帰り道、みなかみ町の「たくみの里」に立ち寄っています。
いにしえの宿場町「須川宿」の素敵な景色を堪能しました。

たくみの里では、様々な工芸の体験ができます。妻は道の駅の案内施設内で、いろいろな作品サンプルを見て体験場所を決めたようです。
11時過ぎ、電話で予約をして、そこはお昼で終わるということなので急ぎます。
道の駅の駐車場を出ます。

工芸体験場所は、山里の中に点在しているので移動するのです。結構距離があるので徒歩では遠い場所もあり、車かレンタサイクルでの移動が便利だと思います。
道の駅のある宿場通りから車を走らせ、田んぼや畑が広がる場所に出ます。山々に囲まれ、とても長閑な山里の景色です。

とうもろこし畑の中にポツンと一軒家。ここが今回お世話になる「ガラスの家」です。

たくみの里では、こういった工芸体験ができる家々がお店となっており、そちらの店主さんが指導してくださるのです。
今回のガラスの家では「サンドブラスト」という、ガラスのカップに細かい砂を高圧で吹き付けてガラスの表面に微細な傷をつけて絵付けをしていくという手法、それを体験します。
家の中は作品が所狭しと並べてあります。店主さんはサンドブラストのアーティストなのですね。作品も販売していますが、見事な出来栄えです。

(画像はたくみの里公式HPより)
実際の体験ではここまで見事な作品は無理です・・。このプロ作品は絵の部分以外の場所に砂を拭きつけているのに対し、体験では絵の部分に砂を吹き付けているので、仕上がりが違うのです。体験時間もあるのでそうなるのでしょう。
実際の作業としては、選んだガラスカップに下絵を張り付け、絵の部分をカッターで切りぬいていきます。

(画像はたくみの里公式HPより)
画像にある、デザイナーさんが使うようなカッターで切って、ニードルではがしていく感じです。
これは店主さんがやったのだと思いますが上手です・・。そしてマスキングしてサンドブラストの装置の中で砂を吹き付けます。すると下絵を切り抜いた部分が砂で微細な傷がついて絵として現れるのです。

(画像はたくみの里公式HPより)
この日は、我々の前にカップルが一組で結構凝った作業をしています。その後時間ぎりぎりで家族連れが二組来て、作業場所は満員な状態でした。
店主さんがなかなか面白いキャラクターで、声が大きくてはきはきと指導してくれます。ビシビシと毒舌で言ってくるのでこちらも笑いながらも気合が入ります。
あとで聞いたら、やはり小さなお子様もいるので作業を進めるためにもビシビシやらないとグズッて途中でやめたり進まないのだそうです。作品を仕上げて達成感を味わってもらうためにも、集中して作業を進めていけるようにわざと大きな声でキツイ言い方をしているそうです。
私はプロの方の言うことは素直に聞いちゃうのでこういう人は好きですけど、高圧的だと取ったり、萎縮したりする人には向いていないかもw。体験教室なのですから、指導してもらう立場であって習う時はお客さんだと思わないことです。
人の言うことを聞けるお子さんや常識的な保護者さんなら大丈夫だと思いますよ。まあ、皆さん店主さんの言葉に笑いながらやっています。でも作業的に小学生は高学年からかな。低中学年は親御さんがほぼやってあげる感じでしょうか。
では実際に私のカップで手順を見てみましょう。
1)まず、カップを選びます。このカップもたくさんの種類があるので迷ってしまいます。体験作業費用込みの値段が記載されています。

(画像はたくみの里公式HPより)
2)下絵を選びます。とてもたくさんの絵柄があってこれも迷います。逆に言えば下絵以外の作品は作れないようです。私はオリジナルの絵柄にしようと思っていましたが残念。
ですが文字や日付などは追加できます。妻は花柄とこの日の日付を記念に追加していましたよ。
3)店主さんが私の選んだカップにマスキング用のフィルムを貼り、その上に下絵を貼り付けてくれます。この時に作業方法や絵柄にあったコツなどを教えてくれますよ。
3)作業台で作業開始。カッターで絵柄の部分を切り抜いていきます。

刃物を使うので集中します。これが結構難しいのです。フィルムと下絵の二枚重ねなのでよく切れません。ニードルではがしてみても下側が切れていなかったり。切り抜く面積が広い箇所は分割して切っていきます。切り抜いたゴミはティッシュの上に集めないと店主さんに怒られますw。
4)出来たら店主さんにチェックをしてもらいます。切れていない部分に印をつけてもらってやり直しします。店主さんにここが切れてない、あーこんなに傷を付けちゃってと怒られますw。
5)だいたいのところで合格。店主さんが下絵をはがして細かい部分にマスキングをしてこの作業は終了。

6)サンドブラストの装置に入れます。これは理系の実験室にあるような、手袋が付いている密閉できる箱。この作業は妻がやりました。手袋に手を入れて、片手に作品を持ってもう一方でエアブラシのようなノズルを持ちます。ペダルを踏むとノズルから細かい砂が噴射されて、切り抜いた部分に傷をつけていきます。
出来たら店主さんがチェックして、ここに砂が掛かっていないと言われた部分に再度砂を吹き付けます。結局店主さんがそのまま続けてやっちゃえと言うので妻が私の分もサンドブラストしましたw。
7)自分で流しで水洗いして砂を落とします。
8)キッチンペーパーで拭いて完成です。
黒い背景の場所で作品を鑑賞します。ちゃんと作品になりました。
9)店主さんが作品を包んでくれて、お支払いをして完了。
出来上がり作品は最後で発表します。
あー楽しかった。店主さんのキャラのおかげで楽しく作品を仕上げられました。ありがとうございます。

お値段は二人で2000円ちょっとくらいでしたか。凝った作品のカップルは4000円ほど払っていましたが、一人1500円くらいあればできると思います。
コツは、難しい下絵を選ばないことw。特に曲線を切るのがすごく難しいのです。シンプルな直線的な絵柄が一番。あと文字も難しいです。
まあ、私はサンドブラストしなかったので、絵の切り抜き体験みたいな感じですがw、ちゃんと作品になるのが良いですね。
田んぼとトウモロコシ畑の中の長閑で素敵な場所でした。

遠くまでまっすぐな道。山里らしい風景に和みます。
いい体験でした。ガラスの家のサンドブラスト体験、面白いですよ。是非とも店主さんと馴染んで楽しんでほしい場所です。
あと、お昼で店主さんは上がりたいので、予約して早めに行ってあげてくださいw。
このあと前回に書いたお蕎麦を食べて、高速に乗って1時間ほどで無事に帰宅しました。
さあ、出来たお作品でございます。
わたしのはこれ・・。うさぎさん達。

下絵のかわいらしさに助けられていますが。曲線はギザギザ、はがし残し、傷が凄いです。
妻は、パンダちゃんです。

あああ、妻の方が上手ですね・・。やはり下絵はシンプルなのが良いです。
遠目に見ればそれなりに出来ていませんか。

やはり遠くから見るものだな、これは。
良い記念になりました。二人で使っていきましょう。
たくみの里、様々な工芸体験ができる楽しい場所です。習ってやってみたい方は是非おすすめです。体験作業が出来るのは旅行に良い思い出を加えてくれますね。
特に初々しいカップルは二人の距離を縮めてくれるかも?ご家族の絆も深まるかも?
群馬旅行の際には「たくみの里」へお出かけください。