ずっとこの空の下で2

もう会えない君も今この空の下にいる。

新しいギター・テイラー214ceローズウッド

先日、今度のライブ用に新しいギターを購入しました。使用感と音の感想です。

テイラー214ceローズウッド

アメリカのブランドのテイラーというギター。人生初テイラーです。

なかなか高価ですが下から二番目のエントリーモデルです。

テイラーの基本モデルは100番台~900番台まであって、数字が上がるほどグレードが上がり300番以上はオール単板。100と200番台はメキシコ生産でサイド&バックが合板になっています。背負えるしっかりしたソフトケース付き。

この価格帯ですと、国産ブランドだとオール単板でほぼ国内生産でハードケース付きですから、テイラーはややCPは悪い感じです。けど造りはさすがという感じできっちり仕上げてあります。

ちょい傷の展示品を安く買えたので国産単板の海外生産品と同じくらいの価格になりました。

トップがスプルース単板、サイド&バックがインディアンローズウッドの合板です。ラウンドバック(裏板が膨らんでいる仕様)でバックにブレーシングがないというのは合板ならではなのか?大げさに言えば木製のオベーションw。効果はわかりませんが音はよく前に出る感じ。

塗装はサテン仕上げというザラッっとした触って木質がわかるタイプ。傷が目立たないし手入れが楽だしエコだそうです。

指版はエボニーですが、今時どこのギターも真っ黒エボニーじゃないですが、テイラーは特にエコの観点からエボニー保護のために今まで廃棄されてきた真っ黒じゃないスモーキーエボニーを使用しています。この個体も7~11フレットの2、3弦裏に茶色い縞がありますが思ったより真っ黒ですよ。

今回も大間々のJSPACEにて、マスターと結成した弾き語りユニットの練習です。JSPACEについては前回までの記事に詳しく書いてありますので読んでくださいね。

前回のギターのヘッドウェイと見た目が似ていますが、ギターの質は格段に上がりました。

なんで新しいギターが必要になったかというと

1)原曲からキーを1音下げたためチューニングも下げたら、ヘッドウェイはショートスケールなので弦のテンションがダルダルに緩くなった。

2)通常スケールの手持ちギター他のエレアコ2本は故障中で使えない。(ピックアップをつけたマーチンD-18はブリッジ剥がれのためテイラーを買った店に修理を依頼)。

3)ヘッドウェイもそうだがボリュームなどのコントロールと電池ボックスがボディー内部にあってサウンドホールから手を突っ込んで操作する。ライブで使いやすいようにそれらがボディー外部にあって操作ができるギターが必要(タカミネがあったがプリアンプが故障中)。

というわけで通常スケールでエレアコのこのギターにしました。テイラー使ってみたかったし。エレアコでライブにて使うことが前提なので、耐久性もあるし合板のグレードで十分です。

コントロールはボリュームと高音と低音です。ボディ肩の場所にあるのが便利。

このトーンコントロールはセンタークリックがついていてブースト&カットができるのでアクティブEQなのかな?

エレアコとしては、通常のアンダーサドルピエゾではなく、サドル後方のブリッジ内部に3つのセンサーがついています。なので、アンダーサドルピエゾの弦振動からの圧縮感のあるピエゾっぽい音よりも、ブリッジ内の振動を拾ってボディー振動も表現する感じです。ピエゾ&ボディー内部マイクをミックスするタイプよりもハウリングに強いかもしれません。

チューニングは今まではスマホのアプリを使っていましたが、ライブでさっと合わせられるようにクリップ式のチューニングメータを購入しました。

BOSSのTU-03

今回1音下げのチューニングなので、それに対応するメーターを選びました。ダウンチューニングモードで半音と1音下げられます。画面内に♭♭が表示されます。メトロノームも付いていて便利。

さて練習。

こんなセッティングで。ローランドのエレアコ専用アンプに接続します。

今回からハーモニカも加えてじっくりと。コーラスもハモってみました。

マスターの奥様に演奏を聴いてもらって感想をうかがうと・・。

ボーカルの歌唱にクレームがw。

特にこの曲は・・。女性ボーカルを現在募集中w。

このギターの生音ですが。

テイラーの特性なのか高音域が煌びやかで抜けが良い伸びる音です。1~4弦にはこのクラスとは思えない倍音を感じます。

ローズウッドならではの重厚感もあります。ヘッドウェイはサペリなんで軽い音ですがこちらずっしりとした音。低音はボディーからの大きさがありますがやや伸びないタイトな音。その中で高音が伸びる感じです。1~2弦はリバーブがかかったように綺麗です。新品でまだ馴染んでいませんが、鳴りが良く合板とは思えないクオリティーで、弾きこんでいくのが楽しみ。合板は育たないとも言われますが何の何の、うちのタカミネはマホガニー合板ですが30年経ってすごいきれいな響くギターになりましたから。

ネックの太さも思ったより薄くはないですが丁度良い感じで握りやすい。ヘッドウェイほど細くもありませんが弾きやすい。

今までマーチン派でしたが、テイラーも良いですね。Dー28ほどバーンと中低音が出るタイプではないですが、バランスが良くて高音の抜けが良い音で好きです。テイラーを見直しました。400番台とか上のグレードが欲しくなりましたよ。

このようにマスターが立ってウッドベースを弾き語るスタイルが見たいのですが、相当難しいとのことで。

ライブまでまだ時間がありますから、新しいギターで頑張ります。

マスター、またお世話になりますね。