妻の肺炎も治ってきたようですが、まだ咳が酷いので看病中です。目を離せないので長い時間外出もできずに、私は家に引きこもっています。
暇なので部屋で出来ること、ギターのネックの反りをセルフで調整しました。
長いギターの話しなので興味がある方はどうぞ。
愛用のギター。テイラーの「214CEローズウッド」というエレアコです。

USAのテイラーギターの中でも普及モデルでメキシコ製。トップは単板ですがサイドバックは合板と、テイラーの中ではお安いモデルですが決して安くはないw。
合板のギターは丈夫だし普段使うのには良いのです。合板は弾いても音が育たないと言う人もいますが、数十年弾いているマホガニー合板のタカミネはとても良い音に育ちましたし、このギターも2年でかなり鳴るようになりましたし、十分です。
昨年のライブでは、オベーションのエレガットと共に活躍してくれました。

今年のライブでは、ヴィンテージのマーチンD-18をエレアコに改装した奴を弾きました。

でもね、やはり最初からエレアコのギターの方がライブでは使いやすいです。
テイラーだとこのようにボディーの肩の部分にボリュームと高低のトーンのノブがあります。

ライブ中に調整しやすいし。後付けでエレアコにした奴はサウンドホールから手を突っ込んでボリュームノブを回すし、電池もボディの中に手を突っ込んで換えるしかない。エレアコだとジャックやプリアンプとかの部分に電池ボックスがあって簡単に外部から交換できます。
ライブや録音とかで使うなら最初からのエレアコタイプをお勧めしますよ。
でと、ネック調整ね。
このギターは、居間のPC机の隣でスタンドに立てかけてあって、いつでも弾けるようにチューニング済で弦は張りっぱなしです。
家にはアコギが8本転がっていますが、ケースに入れずに弦が張りっぱなしなのはこれと、寝室にあるさっきのタカミネが自分で弦高調整したので勝手知ったる状態なので張りっぱなしです。
それでネックは大丈夫なのかと。弦の張力は凄いもので、木材なんて曲げてしまいます。普通は弾いた後は私も弦は緩めています。
けど、テイラーギターのメーカーでは弦を緩めないでくれ、と言っています。取説によると。
「テイラーギターのネックは弦をチューニングした状態でベストとなるように設計されています。日本国内ではギターを弾かない際に都度弦を緩める習慣が多く見られますが、テイラーギターでは、弾き終わるたびに弦を緩めてしまうとそのたびにネックに掛かる負荷が変化し、不安定なネックの状態が続くことになってしまい、場合によってはネックの捻じれ等を誘発する原因の一つともなると考えています。
そのため、テイラーギターでは、弦を交換する時以外はチューニングを緩めずに保管・使用頂く事を前提としております。」とのことです。
いつでもスッとギターが弾き始められるありがたい仕様です。とても便利。
では、弦を張りっぱなしでネックは反らないのか?
いーえ、反ります。私のは結構反ってくれますw。
米国内の環境ならまだしも日本の高温多湿な状況はギターにとっては過酷なのでしょう。
先日も地元の楽器屋で814CEという高級モデルの中古がありましたが、トラスロッド回し切って調整不可と書いてありました・・。ありがちなケースなんでしょうかね。
テイラーのネックはボルトで接着されていて、ネックとボディの間に挟んであるシムの厚みを変えることで、ネックの仕込み角度を調整できます。プロにお願いするリペアになりますけど。
そういったことから自信があるのか、ネック反りを調整するトラスロッドという棒を回すためのレンチが付属していません。メーカー品なら安いモデルでも付属しているレンチですがねえ。プロに任せろということなのかも。
なので楽天通販で買いました。テイラー用純正レンチ。

なんか汎用品だと合わないという情報があったので純正品。けどなんか売っていなくて、並行輸入品をやっと探して結構高かった。
これで調整してみましょう。先端にプラスドライバーも付いていて便利。

で、ここからの作業は自己責任でお願いします。ギターを壊すこともあるからです。高価なギター、大切なギターはプロに任せた方が良いです。一緒にいろいろ調整してくれますし。最近はDIYで何でも自分でという風潮がありますが、この世にプロがいるのは意味があって、プロに任せた方が結果良いのです。私の場合はもっととてつもないギターがあるのでそれはプロに任せて、このクラスのギターは自分でという感覚の麻痺もあるのです。
さて、テイラーギターのトラスロッドの調整口はヘッド側にあります。普通はサウンドホール側にある方が多いかな。

このカバーを外す。レンチにドライバーが付いているので便利です。

で、現れたのがトラスロッドの調整口。ここにレンチをセットします。

これがトラスロッドというネック内の太い金属の曲がった棒の先端で、これを回すことでネックの木材を矯正します。
トラスロッドがあるのはありがたいことで・・。所有するマーチンギターの3本中2本はトラスロッドを調整できません。太い棒が入っているだけで、ネックは反らないという前提なのか・・。反ったら最終的にはアイロンで熱を加えて矯正ですが、普通はナットとサドルとフレットの調整とネック仕込み角度の調整で何とかします。何度もリペアしてもらっています。
でと、弦は緩めます。レンチをしっかり挿入します。今回は順反り、弦の張力で弦側に弓なりに反ったわけです。弦高が高くなってしまいます。
ヘッドからボディー側に見てレンチを右に回します。

ゴギギギギって嫌な音がして心臓に悪いです。結構硬いです。慎重に少しづつ45度くらいまで。弦をチューニングして弦高を見ます。12フレットで金属の定規を当てて弦高を測りますが、私はこんなもんかなレベルでw。やっても90度くらいまでかなあ。180度回さないといかんな状態ならプロに任せたい。
あと固着して回らない時。古いギターはなってる場合も。先日も所有の70年代のヤマハL-10でやってみたらレンチが全く回らずレンチ自体が曲がってしまった。なのでプロにやってもらいました。
何でもやり過ぎはダメ。指板が剥がれたりフレットが取れたりネックが折れたりと、何が起こるかわかりません。まずは壊れても泣かないギターでやってみましょう。
ボディーからヘッド側にネックを見て反りを確認。私は真っ平になるくらいが好みだけど、サドルやナットの高さとの間で問題は起こります。弦を1フレットから最終フレットまで音が出るか確認。今回も1弦のハイフレット側でフレットに接触して音が出ず、トラスロッドを少し戻しました。
結果、ハイポジションの弦高はやや下がりましたね。けど1フレットの押さえにくさがあるし、もう少し全体に弦高を下げたいので、リペアに出そうかな。
今回は順反りでしたが、逆反りっていって弦高が下がっちゃう方に反るのは、自分はなったことが無いかな。なんかヤバい要因がありそうなんで自分ならプロにお願いすると思います。
ついでに弦の交換。エリクサー・ナノウェイブというコーティング弦を愛用。

良い音が長持ちするので高価だけどお気に入りです。音は派手な方が好きなのでフォスファーの方。良い音します。しっくりくるのでやや細めのカスタムライトゲージにしています。
久しぶりにギターをいじってみました。ていうか弾けよって感じですが。
そんなことをしていたらまたライブがやりたくなってきました。

春先までに1回ライブどうでしょう。