先日、愛車の車検整備をディーラーさんにお願いしまして、その時お借りした代車のインプレです。
担当の営業さんが「いい車ですよ」と、貸してくれたのが、このフリード・クロスターです。

ハイブリッドであるe:HEVというグレードのFF、3列シートの6人乗り仕様です。
試乗車でまだ走行100キロちょいの新車ですよ。こんなの借りちゃってよいのかしら?と思いながらも近所を走り回って試乗してみました。
営業さんは就職2年目の若いがなかなかのしっかりした担当さんで、こんなの貸してくれるとはいい奴です。「ぐしゃぐしゃに潰れて返すかも」と言って出発、彼は「それだけは勘弁してください」と涙目で見送ってくれましたw。
今回の記事は長くなりそうなので2回に分けて連載します。車好きな方、フリードの購入をご検討の方にお読みいただけたらと思います。
まずは外観から。
いかにもコンパクトミニバンって感じのスライドドアスタイルですね。

小さいステップワゴン的というか、先代がちょっとスポーティーな感じだったのに比べると平凡というか個性が少ないというか。しかしプレーンな癖のなさは様々なライフスタイルに馴染みやすく、色々な世代に刺さるデザインなのでしょう。
個性を感じるとすればこのヘッドライトのLEDのデザインかな。

このサイドラインの意匠か。

で、クロスターというグレードは、SUV風ということです。風というのは、特に車高やら走破性やらのSUV的な走りの要素ではいじっていなくて、外観の意匠がそれっぽいってことです。
フェンダー部分が黒くなってる。この部分も出っ張っているようで、標準のエアーが車幅5ナンバー内なのにクロスターだと車幅でわずかに3ナンバー枠となります。

ホイールも専用デザイン。タイヤはグッドイヤーじゃないか。ホンダ車って最近はエコピアとか、昔はハンコックとかだったのに。
ルーフレールも使わないだろうにSUVっぽさを演出。

顔つきもなんかそれっぽい感じ。

お尻にもなんかガード的なパーツが付いています。

でもこの演出で気になったことが、このSUVっぽさを狙った黒い樹脂パーツ。これがこの白いカラーだと、商用車っぽく見えないですか?

イメージですけど、無塗装バンパーの配達車とか営業車っぽい見た目を感じてしまった。
個人的な感想ですが白ならクロスターよりも標準車のエアーの方が似合う気がします、特にエアロのやつ。クロスターなら面白い色が揃っているので派手目やダーク系が良いのかなと思いました。
さて、では走りの感想です。
このe:HEVっていうのはハイブリッドのシステムですが、トヨタや日産のそれとは異なっているシステム。
基本はモーターだけで走ってエンジンは充電用という日産のEパワーっぽいですが、違うのは高速巡行ではエンジン直結で走ります。Eパワーが高速走行での燃費が悪いようですが、そこを改善させています。トヨタはエンジンとモーターの両方を使って走りますが、こちらは通常走行ではモーターのみです。
なので、EVっぽい感じなのかな?と思ったら、エンジン屋のホンダがそんなことしませんよ。ここがこのシステムの面白いところです。
市街地を走ります。

モーターらしくするするッと走り出します。低速からトルクは十分で車がとても軽く感じます。充電のためにエンジンが始動するのはわからないくらい静かです。むしろロードノイズが大きく感じてしまいました。
市街地ではとてもスムーズで、パワーは十分です。足回りもちょっと硬いかな、でもしっかりしていてふわふわしていないので良し。このちょっと背の高い箱型の車というのを意識しない普通なハンドリングで運転しやすいです。
山道をアクセルを踏んずけて走ります。これが笑ってしまうほど面白かったのですよ。

コレは純ガソリン車なのか?と思う感覚です。登坂でアクセルを奥まで踏んずけるとエンジンがアクセルに合わせて吹き上がります。さらに加速するとエンジンがシフトアップするw。3段階くらいシフトアップしたかな。モーター走行で充電用エンジンがこんなの必要ないんですよね。演出的にやっているというギミック。
これがホンダ。モーターで走っている感覚ではなく、エンジンで走っているような錯覚を感じさせる。それが違和感が無くて、上手に人の感覚にリンクしています。ガソリン車から乗り換えてもぴったりと感覚が合います。
燃費では不利になるだろうこの設定、突然充電用にエンジンが唸りだすよりも自然で良いです。ただ、逆にモーター感が欲しい人には物足りないでしょうね。近未来感が乏しいというか。
モーターであるあのワンペダル感もないです。むしろ空走感が強い。エンジンブレーキ感覚は弱いです。ヴェゼルなんかはパドルでワンペダル感を切り替えられるようですが、そういうのもないし。Sモードも無いのでスポーツ走行的な感覚は味わえないと思います。ファミリーカー的なんでしょうね。
走りは速いなあ、と思いましたが、その後自分の軽ターボ車を同じコースでアクセル踏んで走ったら速さは同じくらいw。けどトルク感はフリードの勝ちで登坂での再加速は良かったです。
シフトレバーはこんな感じでDの下はBモード。

これはブレーキのB?自分の軽ターボはDの下はSモードでエンジン回転やアクセルレスポンスやエンジンブレーキが向上します。けどこのBモードはなんかエンジンブレーキもじんわりという感じで急激には効きませんね。マイルドに反応する感じです。
結果、そこそこ速いですが、積極的にスポーツ走行しようという感じではなくファミリーカー的と。けど、十分に不満なく、モーターを意識しない楽しさがありました。

高速でのエンジン直結モードは試せませんでしたが、そういう個性もホンダらしさなのでしょう。
さあ、お待ちかねの内装です。このコンパクトなミニバンスタイルに3列シートを無理やり突っ込んだとしか思えませんでしたが、その使い勝手はどうでしょうか?
次回の内装編はこちらです。
次回に続きます。