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法師温泉長寿館・別館に宿泊④・【法師乃湯】希少な足元湧出温泉・妻の混浴チャレンジ

法師温泉の4回目です。

今回は法師温泉長寿館の特徴でもある、自家源泉の温泉をご紹介します。

法師温泉には3か所の浴室があります。私たちの宿泊する別館の部屋から法師川をはさんだ対岸に望めます。

手前から長寿乃湯、その左の大きいのが法師乃湯、その左の木の向こうに玉城乃湯が見えます。湯舎の杉皮拭きの屋根に生えた苔や草に風情があります。

中でも、法師温泉を象徴する法師乃湯は、明治28年建築の国登録有形文化財という歴史ある混浴風呂です。

これが法師乃湯です。歴史的な風格がありますね。

(画像は法師温泉HPより)

JRの国鉄時代に俳優高峰三枝子と上原謙の混浴シーンでのフルムーンキャンペーンの撮影で使われ有名になりました。なので混浴のイメージも強いのかも。

3つの風呂の入浴時間が部屋にありました。

 

法師乃湯は基本混浴ですが、20:00~22:00に女性専用時間が設けられていますので、妻はその時間を狙います。

チェックイン直後は、妻は女性専用時間の玉城乃湯へ、私はまずは法師乃湯へ行き、法師乃湯はカランもシャワーも無くて原則体を洗えませんので、その後男性専用時間の長寿乃湯にハシゴして体を洗おう、というプランです。

ちなみに、日帰り立ち寄り入浴は、11:00~14:00で法師乃湯は混浴時間、長寿乃湯は女性専用タイム。日帰りで女性が法師乃湯に入るのはかなり困難と思われます・・。

この表に法師乃湯は「バスタオル等のご利用はご遠慮ください」と書いてあるのを見て妻は「ええーっ!バスタオル禁止って、じゃあどうやって体を拭けばいいの?自然に乾かすの?」と言いました。

・・・じゃなくて、バスタオルを体に巻いて湯船に入っちゃダメってことだよw。と説明しました。妻は結構天然です。

さあ、ではお風呂に行きましょう。別館の階段を下りて渡り廊下へ。

階段脇にはこんなスペースがあって、何気に植物が飾られます。

本館の廊下を抜けて法師乃湯に到着。混浴ですが、脱衣所は男女で分かれています。スリッパはみな男子側に脱いであります。さすがにこの時間に女性は入っていないようです。

浴衣を脱いで籠に入れ、いざ法師の湯へ。

ここからのお風呂画像は法師温泉公式HPと、みなかみ町観光協会HPよりお借りしました。浴室内は撮影禁止です。特に混浴風呂はいろいろチョメチョメなことがあったので宿もパトロールを強化して警察への通報もあると、混浴文化を守るためにご協力をお願いします、とのことなので撮影はやめましょう。

【法師乃湯】

おお、素晴らしい・・。

(画像はみなかみ町観光協会HPより)

歴史を感じさせる湯舎です。天井は高く吹き抜けて、巨大な梁が凄いです。すべてが木造のなかに鹿鳴館様式のアーチ型のモダンな窓が素敵です。そこから漏れる光。開けた窓の外には木々の緑。やや薄暗い中に仄かに光る行灯。これらすべてが調和した浴室に感動しました。

浴槽の周りは一段高くなっていて、その周りには脱衣用の棚があります。昔はそこが脱衣場所だったようで今も使って良いそうです。誰も使っていませんでしたが・・。

さあ入浴です。

湯船はぱっと見8つに区切られていますが、実際には4つの浴槽です。一つの浴槽の真ん中に丸太が置いてあって8つに区切られているのです。この丸太は木枕で頭を乗せます。足を乗せている人もいましたが。ただ力を加えると簡単に動くので注意が必要です。

既に5人のおっさん先客がいます。右上に二人、左上に二人、左下に外国のおっさんが一人。ならば男子脱衣所から一番近い右下しかありません。

真ん中のやや幅広の床に桶が積んでありますので、そこで掛け湯を5回ほどしてから入ります。

おお、意外に深いです。慎重に底の大きめの石に足を置いて入りました。

ふはああ・・・、声が出てしまいます。ややぬるめで包み込まれるような良い湯です。無色透明ですがやや硫黄の香りでしょうか温泉らしい香りがあります。無色で硫黄香のある温泉が私は大好きです。

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(石膏泉)です。源泉温度は43度とありますがもっとぬるく感じます。

底に敷いてある玉石を足裏に感じながら丁度良いポジションを探します。周りからぷくぷくと泡が湧き上がっています。それはお湯の表面でくっきりとわかるくらいの泡です。

(画像はみなかみ町観光協会HPより)

そうここは希少な足元湧出温泉なのです。

湯船の底から源泉が自然湧出しているのです。もともと温泉が自然湧出している岩盤を囲むように木で浴槽を作り玉石を敷いた、という感じです。

これは例えば、足元湧出でも源泉温度が60度とか高ければ足元が熱くて入れませんから、源泉温度がちょうどマッチした奇跡なのだと思います。

全国に2万軒以上もあるという温泉施設の中で、足元湧出温泉の宿泊施設は国内で20数か所という希少さです。

自噴する源泉の真上で地上に出たばかりの温泉が掛け流されているのですから、この上なく新鮮です。

いろいろな場所から湧き出しています。基本は玉石の間から出てきますが、底にある大きめの石の隙間からも出ていた感じです。これは岩盤の一部だったのかな?いい感じに出ています。あとで妻に聞いたら、奥の窓側右の木枕手前の底から良く出ていたと言ってましたが、そうかもしれません。まあどこからも出ています。

こちらは夜の法師乃湯です。

(画像は法師温泉HPより)

実際の夜はもっと暗いのです。薄暗がりの中に行灯の明かりがぼーっと光る感じです。

お湯の温度は、入り口手前側は適温で、窓側奥は結構ぬるめです。長湯には最適です。

手前が熱いのは足元湧出に加えて、お湯が手前側二つの浴槽に吐出口から注がれているからでしょうか。このお湯はどこから来ているのか?フロント脇のモニターで源泉の湧き出す画像がリアルタイムで見られるので、源泉は存在しています。

色々調べたらわかりました。上の画像の右端の行燈の下、そこの板が外れるようになっていて中に源泉があるようです。そこから吐出口まですぐの距離ですね。すごく新鮮です。

お湯は何故か浮遊感があって体が浮かんでしまいます。おっさんが完全に頭をお湯に付けてぷっかりとあおむけに浮かんでいましたが、髪をお湯に付けてはいけませんよ・・。

そのうちに皆さんが少なくなるタイミングで、8つの浴槽区画を周って浴び比べをしてw法師乃湯を味わいました。

石鹸が1個置いてありましたが、ここで体を洗う野暮な方はいませんでした。

以上、法師乃湯でした。混浴ゆえにいろいろありましたが、そのエピソードは最後にお伝えします・・。

 

【玉城乃湯】

こちらはかなり新しい浴室です。広い内湯と唯一の露天風呂が併設されています。

(画像は法師温泉HPより)

ここはシャワーとカランが多いので体を洗うのに良いですね。やはり窓が鹿鳴館様式のアーチ型で、これが法師温泉の意匠なのですね。内湯もやはり玉石が敷いてあります。外との仕切りは扉が解放されていて、内湯なのに半露天の趣です。

すぐ外にある露天風呂も広いというほどではないですが、奥に細長く6人くらいは入れます。

(画像は法師温泉HPより)

滝のようにお湯が注がれています。

とても雰囲気が良いですね。

(画像は法師温泉HPより)

広くてきれいなので女性に人気のようです。

こちらは別に掘削した源泉で単純泉と、他の浴室と違う温泉です。

しかも循環しているようですね。やはり塩素の香りが強くて、温泉らしい浴感に乏しく感じてしまいました。夜に一度入りまして、朝7時まで男性時間なので明るい時の露天風呂も朝に入ろうと思いましたが、やっぱり法師乃湯に行ってしまいました・・。

露天なので夏場は虫に注意です。妻はここで足をアブにやられてしまいました。

 

【長寿乃湯】

ここは私気に入ってしまいました。穴場だと思いますよ。

浴槽は小さめで3人並んで入れるくらいでしょうか。

(画像は法師温泉HPより)

チェックイン後に法師乃湯に入った後に、体を洗うために入りましたが、ここがすごく良いのです。

カランとシャワーが2か所あります。私が入った時は誰もいなくて独泉でした。

何が良いって、お湯が素晴らしく良いのです。ここもなんと源泉足元湧出のかけ流しなのです。そしてこの浴槽の小ささです。お湯は新鮮そのものです。

(画像は法師温泉HPより)

浴槽に向かって右端のあたりの底にある石の隙間からが一番お湯が出てた感じです。水圧を感じるほど湧いています。その場所がお気に入りで長湯しました、だれも来ないし。

さらに吐出口からもお湯が注がれています。ここの源泉はどこだろうか?想像ですが、

この画像の長寿乃湯の湯舎の横に、小さな屋根を掛けた小屋が2つあります。

ここが源泉のような気もするのですがどうでしょうか。

やはり長寿乃湯は、足元湧出と源泉を小さな浴槽に注ぐ贅沢さと自然さが素晴らしいと感じます。硫黄の香りも強く、法師乃湯よりも熱く感じ浴感もとても良かったです。

もともと長寿乃湯は、法師乃湯が混浴オンリーだったころに女性専用として出来たのだったとか。その名残か男性専用時間が15:00~20:00のみなので翌日は入れません。女性は法師乃湯の女性専用時間が短いと感じるでしょうが、私も長寿乃湯にもっと入りたいのが悔しいのですw。

さて、以上が3つの浴室入浴記でした。

入浴後は渡り廊下を渡って別館に帰ります。

下を流れる渓流は水が澄んで、涼しい雰囲気を届けてくれます。

上流には岩魚もいるでしょう。この渓流を見下ろす別館。

この2階の大きなモミジの木のところが私たちの3号室です。紅葉の時は綺麗でしょうね。

白い障子の部分はトイレね。窓は足元までの掃き出し窓になっているから、解放感があって眺めが良いのですね。

さて風呂上がりに部屋に戻って、浴衣姿でやることはあれだけでしょう。

広縁の椅子に座っての瓶ビールですよ!

ぷはああああーーっ。うめええ。

しかもクラシックラガーとは渋いですね。

部屋の入り口すぐのところに冷蔵庫があります。

ただ、部屋の冷蔵庫の瓶ビールは1本800円とお高いですね・・。でも自販機にアルコールが無いので仕方ありません。我慢は出来ません。広縁では瓶ビールしか絵にならないしね。

冷蔵庫の上にグラスがあります。冷酒用の小さいグラスもありました。

温泉旅館の広縁で瓶ビール。渓流の瀬音と蝉の声を聴きながら、ぷはあああっとやるのです。モミジの木と今入ってきた湯舎を眺めながらね・・。

これ、もう最高ですから。

さて、混浴の話しですが。

やはりここは女性にはハードルの高い混浴風呂だと思います。やっぱ女性脱衣所の前の左手前浴槽をおっさんどもは開けておくと、割と女性も入りやすいのではないでしょうか?旅館も女性専用浴槽を検討してみては?

混浴のマナーとして、脱衣所の方に背を向けて浴槽に入りましょう。ここではほとんどの男性がそうしていましたね。そして女性をガン見しないのは当たり前。しかし、チラ見はいたな。女性脱衣所から音がするとそわそわし始めて扉が開くと何気にチラっとそちらを向いてしまうのは、男どもの悲しいサガなのでしょうか・・。

あと脱衣所の扉から浴室内の様子を確認するのも大事ですね。

そして、妻が混浴チャレンジをしました。女性専用時間に法師乃湯を堪能し感動して気に入ったようです。ただ暗い時間の入浴だったので、明るい時も入りたいと言い出しました。早朝チャレンジするようです。まあ早朝でも男がいるからやめたらと言いましたが、妻は一度言い出したらやめませんw。

朝5時ごろに妻はごそごそと始めました。ああ行くのかと思いまして、再度やめた方がいいよーと言いましたが、私はまだ眠いので二度寝チャレンジです。

結構長い時間法師乃湯の混浴を妻は入れたようです、チャレンジ成功です。話を聞いてみると、最初男性が二人いたので入れず、脱衣場で息をひそめて待っていたそうです。そのうち一人が出いって、扉から見るともう一人は脱衣所に背を向けて遠くの浴槽にいて手前の浴槽が空いているので、そそそっと入ったそうです。しばらくするとその男性も出て行って独泉出来たようです。しかし、出ようと思った頃にまた男性が入ってきました。

けど、その人はベテランらしく一番奥の浴槽に背を向けて入ってくれたので無事に出ることが出来たそうです。

まあ、マナーの良い温泉ベテランおっさんと一緒になったので無事だったのかもしれませんよ。早朝は確かに空いていますがセキュリティーも薄いので、女性二人以上かカップルで行った方がいいと思いますよ。妻はもう歳もアレなんで大丈夫かと思いましたがって言うと怒られます・・。

あと、奥の窓際の位置も窓が開いていると、対岸の別館の端の部屋からは丸見えですから、女性専用時間でもお気を付けくださいませ。

混浴はマナーを守ってね。

法師温泉のお湯は、とても良かったです。浴感も良く、浴室の歴史ある雰囲気も素敵、希少な足元湧出を体感し、素晴らしい温泉を楽しめました。

次回、夕食と夜景編に続きます。

カメラ オリンパスOM-D E-M1 MARKⅡ

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mmF4.0 IS PRO  

    M.ZUIKO DIGITAL ED9-18mmF4.0-5.6

サブカメラ キャノン PowerShot G7X Mark2