ずっとこの空の下で2

もう会えない君も今この空の下にいる。

四万温泉・積善館山荘に宿泊②・大正モダン和洋特別室「萌黄の二」部屋詳細

前回の続きです。

夫婦で群馬県四万温泉に旅行、歴史ある積善館の山荘に宿泊です。

この赤い橋を渡れば、そこはもう下界とは違う世界・・。

この正面右側の建物は1階がお風呂でその上は宿泊できません。正面左側の本館に宿泊の場合は赤い橋を渡り本館フロントでチェックインですが、私たちの山荘は裏手の佳松亭にてチェックインです。

車なら戻って山沿いのトンネルのあるバイパスを通り横道を入れば佳松亭前の駐車場に着きます。

これが佳松亭。一番新しい建物でゴージャスな部屋ばかり。ここは普通の高級旅館の趣です。

我々は古いものが好きなのでここはスルーして山荘に泊まりますから。

15時のチェックイン時間より少し早く着いてしまいました。館内からスタッフさんが出てきてくれました。名前を告げて、時間まで館内を見学しても良いですか?と尋ねたら、もうすぐお部屋の準備が整いますので、お茶とお菓子を召し上がりながら手続きをしていただいている間にお部屋にご案内できます、とのことです。柔軟なご対応がうれしいですね。

佳松亭のエントランス。いい感じです。風鈴の音が響きます。

この暖簾をくぐるとフロントです。

この家紋のマークの由来は何ですか?とスタッフさんに尋ねると、上杉謙信の家紋をモチーフに作ったものだそうです。このスズメちゃんの意匠はタオルやお菓子やいろいろな場所に使われているので是非見つけてくださいとのことです。

高級旅館あるあるのチェックインはフロントのカウンターではなく、お隣のラウンジです。ここは朝夕食の会場の場所です。窓の外の緑がきれい。

冷たい緑茶とカステラをいただきました。早速お手拭きに家紋マークを発見。

カステラがとても美味しい。

手続きを済ませてお部屋へと案内していただきます。

ここで積善館の宿泊する建物についてご説明。

この図の左端があの赤い橋。そこから本館~山荘~佳松亭と繋がっています。

本館は1691年(元禄4年)の建設で群馬県重要文化財、明治~昭和と増築されています。

私たちが泊まる山荘は1936年(昭和11年)建設で国登録有形文化財、群馬県近代化遺産です。

佳松亭は1986年(昭和61年)の建設です。

それぞれは廊下や階段、トンネルやエレベーターで繋がっています。平面図だとこうで、高低差が結構あります。

宿泊する部屋は山荘1階、全体の3階にある萌黄の二です。

山荘を外から眺めた画像はありません。なぜなら全体が木々に覆われて見えないし、地下道でアクセスするので見ようにも見えません・・。桃山様式という建物らしい。

さあ、五つ星大正モダン和洋特別室(半露天風呂付)萌黄の二、どんな部屋でしょうか?

フロントからエレベータで1階下りて水平の廊下を歩きまたエレベータで1階下ります。

そこは昭和初期の重厚な世界。モダンなクラシックホテルのようです。

廊下の窓の外は石垣です。

このドアがまたいい感じです。

ここが萌黄の二です。

玄関ドアを閉めて。

まずは最初の部屋です。昭和11年建築とは思えない綺麗さ。2015年にこの山荘では一番最初にリニューアルされています。

冬になるとこたつの間になるようです。この部屋の特徴と言えばなんといってもこちら。組子障子です。

山荘の各部屋には異なるデザインの組子障子があります。積善館専属の大工さんがいて補修をされているそうです。

木を組み合わせて作られています。

欄間も美しい。

外側には広縁があります。昔はここが廊下で明かりを取っていたそうです。

窓の外には石灯籠のある庭があります。さらにその外は林です。公式HPを見るとここには竹の衝立がありますが撤去されていました。なので木々の緑が良く見えます。

お隣にも広い部屋があります。こちらは椅子と絨毯。これが大正ロマンなのかな?昭和初期の建築ですがモダンな大正の雰囲気があったのかも。テレビがあります。

こちらの組子障子は積善と描かれています。

このお花も生花でした。

隣はベッドルーム。ツインベッドです。

ライトが大正っぽい。

さっきの大正ロマンな部屋から広縁側を見ると、外にテラスがあります。

この積善館で唯一外にテラスが設置されている部屋です。木々の緑が見渡せていい感じです。

ここがこの部屋で一番のお気に入りでした。暑い日でしたが、夕方からテラスは涼しくなって夜も朝も楽しめました。渓流の音が結構大きく響き(窓を絞めれば聞こえません)、爽やかな風が吹いて、なんとも風流。そして蝉時雨の声に夏の避暑地という感じが盛り上がります。そう四万温泉は昔に避暑地としても発展したのです。

右側は石灯籠のある庭。

正面は急な崖になっていて下に本館、林がとても深い。

気になる虫はほとんど来なくて、蚊もいないし、夏の温泉地の常連のアブやカメムシもいませんでした。

さてそれでは、部屋付きのお風呂です。

広縁の突き当りにある障子の向こう。

こんな洗面があります。お湯は温泉が出てたみたい。

この上側の窓と天井がクラシックでいい感じです。

ガラス戸を開けると・・。

この部屋専用のお風呂です。

広い窓があって林の緑が良く見えます。窓は正面と右手にあって開けて網戸にすれば半露天風呂な感じになります。

かなり開放感がありますよ。この季節は葉が茂って向こうからは見えませんが、冬場に落葉したら向かいのホテルから見えちゃうかも?そうしたらブラインドが左右についていますから大丈夫。

源泉かけ流しです。私たちのためだけに24時間、四万の病に効くという四万温泉のお湯が注がれっぱなしという贅沢さです。

この温泉の結晶が付着した注ぎ口と蛇口が温泉好きにはたまりません。蛇口のクラシカルな感じも雰囲気良し、蛇口は奥側が水でした。

右側の窓はテラスと繋がっています。皆さん網戸にしているのか窓の下にも温泉成分が付着しています。

部屋はこんな感じです。広さは十分だし、大正というか、昭和のクラシックな感じと現代の新しさの融合という雰囲気です。クラシカルな部分が好きな方にお勧めですね。

さらに設備を詳しく見ますと。

玄関にはツボがあって倒さないように・・。

さすがにトイレは昭和ではなく最新でした。玄関横にあります。

玄関入って右手にお茶セットや冷蔵庫など。ここにも水道があるとコップを洗ったり出来たかな。洗面まで行って洗います。

湯沸かしポットと氷の入った冷水のポットがあります。湯沸かしポットはロック解除ボタンを二度押しすると静かに注げます。

通常のお茶セット以外に台湾茶のかわいいセットがあります。

そのお茶葉とドリップコーヒー、カッコいいソムリエナイフも。

冷蔵庫の中のドリンクはすべて無料のサービス。

ペットボトルのお水も2本サービスです。

大正ロマンの間の床の間。

この箱の中はレターセット。スズメちゃんの意匠の絵葉書など。

香炉です。お茶葉がいい香りを出していました。

テーブルの間を大正の間から見ると。

床の間には香炉と掛け軸。

その右にはいい香りを出しているお茶葉の香炉。

ティッシュまでもライトアップされ高級そうw。

ベッドルームにクローゼットがあります。

アメニティーは、洗面所のこんな感じ。

妻はクレンジングとか化粧水を気に入っていた感じ。

浴衣と丹前、作務衣もあります。汗をかくのでので浴衣がもう一着あったらよかったかな。

タオルは今治でスズメちゃんの意匠。緑の袋に体洗うタオルと歯ブラシはこの中です。お風呂に行くときの籠。

大浴場にはタオルが無くて部屋から持っていくシステムです。

大きなバスタオルはここと洗面所の各自2枚あり。それとフェイスタオルとバスマットが洗面所にありました。

空調は昔っぽい感じで、木目調の大型ファンが格子の木枠の中にあります。

この日はクーラーになっていましたが温度調節は旅館側でやっていて、部屋では風量のみ調整可能です。格子枠を外してプラスチックの蓋を開ければ切りと3段階の風量調節ができます。

ベッドルームは高い位置に空調があって、部屋を案内してくださった方にここはどうやって調節するのですか?と伺いましたがわからなかったようでここは使われてないのではというお答え。

調べてみると動いていまして、ベッド横の壁の柱の横にこんな箱があってそこを開けてみたら。

切り替え装置がありました。

もう夜は涼しくて、全部空調は切りました真夏ですが。暑ければ網戸も2か所あるので開けて瀬音を聴きながら眠るのも良いかも。

夕方になりました。後日書きますが、旅館主催の本館ガイドツアーに行きました。帰ったらすごい汗をかいてしまって、部屋風呂で汗を流しました。風呂上がりはやはりテラスでくつろぎます。

まだこの後大浴場に行きますので、アルコールは控えて冷蔵庫のジンジャエールをいただきます。

夕方のテラスは涼しい風が吹いて浴衣姿でいい感じです。

5か所ほど外にライトがあって、点け消しはこちらで出来ます。木々がライトアップされて美しい。

もうあちらこちらから蝉の声が聞こえます。夕方なのでヒグラシがたくさん鳴いています。カナカナカナという声と涼しげな瀬音が合わさって、なんとも風流な風情がありました。

椅子にゆったりと座って、思いがけず避暑となったテラス席。

このテラスと部屋付きのお風呂が気に入ったなら、この部屋はおすすめですよ。

次回に続きます。

カメラ オリンパスOM-D E-M1 MARKⅡ

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mmF4.0 IS PRO  

    M.ZUIKO DIGITAL ED9-18mmF4.0-5.6

サブカメラ キャノン PowerShot G7X Mark2